院長挨拶
当院ウエブサイトをご覧いただきありがとうございます。
当院は、2019年8月に医療法人仁友会北彩都病院のサテライトクリニックとして開院し、血液透析に特化した通院透析のみの診療を行っております。
開院当時は31床で稼働しておりましたが、2020年には41床に増床しております。
当院では、高齢な方や車椅子の方でも移動がスムーズにできるよう、透析フロアは1階に配置しているほか、通院に不安のある方が利用できるよう送迎サービスを提供、また合併症の診断・治療に関しても市内の基幹病院との連携を強化しております。
当院の特徴をいくつかご紹介いたします。
電解水透析
抗酸化作用を持つと注目されている、「水素」を含んだ電解水素水を透析液として利用する治療法です。
Scientific Reportsに掲載された東北大学の研究によると、電解水透析群では通常透析群と比較して総死亡、心脳血管病の発生が41%低い結果となり、電解水透析は、慢性透析患者の心脳血管病を抑制し、患者予後を改善する可能性が示されました。
(参考:分子状水素(H2)溶存血液透析液を使った新しい血液透析療法は、慢性血液透析患者の予後を改善する:前向き観察研究 日本トリム)当院でも疲労感の軽減効果などが検証されています。
長時間透析
長時間透析は、1回6時間以上、週3回を基本とした、週18時間以上の血液透析を行う方法です。当クリニックでも、通常の4時間より長い、5時間透析や6時間透析を行っております。
通常の4時間透析に比べて「透析効率が上昇し、生命予後も改善」と報告されています。
感染対策
当院では、コロナ禍の際に隔離透析室の中にさらに陰圧装置のついたビニールテントを導入し、周囲への拡散を予防しております。
腎臓リハビリテーション
腎臓リハビリテーションとは腎疾患や透析患者さんの症状の軽減や、生命予後の改善などを目的とした、運動や食事療法、水分管理や薬物療法、心理的サポートなどを含めた包括的なプログラムのことです。
血液透析を行っていると、週3回の透析時間はほとんど体を動かさずに過ごすため筋肉量や心肺機能が低下してしまうといわれていますが、リハビリテーションによって筋肉量や運動機能を維持することで、骨折や転倒のリスクを減少することができます。
当院では、患者さんそれぞれの運動機能評価に基づき、透析中の体幹や下肢の運動、ストレッチなど、個人に合わせた運動を行っております。
ベッドサイドでのシャントエコー
ポータブル超音波画像装置で内シャント血管の評価からエコー画像を見ながら透析での穿刺も可能です。
無料送迎サービス
3台の送迎車で、北星・春光・末広・春光台・東鷹栖地区から鷹栖町および比布町まで送迎しております。
送迎車へは、車椅子に乗ったまま乗車ができます。
詳しくは透析送迎サービスをご覧ください。
市内基幹病院との連係
旭川赤十字病院、市立旭川病院、旭川医療センター、旭川厚生病院、旭川医大病院、北彩都病院などと連係しており、たいせつ安心i医療ネットも利用しております。
身体に優しい安全な透析を提供できるよう、また透析・移植医療相互の懸け橋になれるよう、皆様から信頼される透析施設を目指しております。よろしくお願いいたします。
2023年7月 春光腎クリニック院長 金川匡一
院長プロフィール
金川 匡一 │ Kanagawa Koichi | |
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■ 役職 | 医療法人仁友会 春光腎クリニック 院長 |
〈略歴〉 | |
1983年 | 北海道大学医学部 卒業 |
1983~1991年 | 北海道大学医学部附属病院始め道内基幹病院泌尿器科勤務 |
1992年 | 北海道大学医学部附属病院 泌尿器科 助手 |
1994年 | 市立旭川病院 泌尿器科 医長 |
2000年 | 市立旭川病院 泌尿器科 診療部長 |
2019年 | 医療法人仁友会 北彩都病院 副院長 医療法人仁友会 春光腎クリニック 院長 |
〈所属学会・認定医〉 | |
●日本泌尿器科学会 ●日本透析医学会 ●日本移植学会 ●日本臨床腎移植学会 腎移植認定医 |